入院病棟

中2病棟(53床)

病棟の特徴

特殊疾患病棟として2018年に開設された病棟です。特殊疾患病棟の対象者は、主病名が認知症・脳卒中後遺症以外の精神疾患者であり、日常生活自立度がB・C以下の患者が80%以上となっています。そのため10:1の看護配置でセルフケア介助の充実を図っています。

精神疾患を持ちながら、胃瘻を造られお体が不自由でベッド上での生活を余儀なくされたり車椅子を必要とする患者様に、誤嚥予防や褥瘡予防に注意しながら、離床を進めてADLの維持・拡大に努めています。
また、デイルームでの誕生会やバザー・作業療法などに参加していただき、日々笑顔を増やしQOLを向上できるよう、他部門と協力しています。

スタッフ紹介

看護師長の下、主査を1名配置しています。看護職2人の夜勤体制でチームナーシングを運用しています。

スタッフは女性スタッフのみ23名で、看護学生として働く2名を含む、若いスタッフが多く配置されています。ベテランスタッフ共々患者中心の思いやりのある看護が出来る様に、教育係りや指導者、プリセプターと共に卒後教育に取り組んでいます。


中3病棟(47床:内保護室3床)

病棟の特徴

保護室3床、個室6床を保有する男性専用の閉鎖病棟であり、男性患者の緊急入院を含めた入院窓口の役割を持っています。

統合失調症、うつ病や双極性障害、認知症などを受け入れており、症状が早期に安定し、身体合併症が回復することを目標に、入院だけでなく、療養病棟からの転入も受け入れています。
急性期の安静や事故防止のための止むを得ない行動制限を最小化するために、ほぼ毎日、主治医とのカンファレンスを行っています。

その他、薬剤師、作業療法士や精神保健福祉士などとも連携を取り、SST活動や作業療法、退院指導・退院前訪問指導の充実をはかり、早期退院や社会復帰を目指しています。

スタッフ紹介

看護師長の下、2人の主査と若い男性看護師たち、数名の優しいママさん看護師とで、男性2人の夜勤体制を組み、チームナーシングと受け持ち看護体制で勤務しています。

若いスタッフたちは向上心に富み、多くの研修に参加し、その知見を臨床に活かしてお一人お一人を尊重できる丁寧な看護を提供したいと、日々努力しています。

オリジナルのラダー教育は模索中ですが、新人が大きく成長できるよう、プリセプターや指導者と見守り支えています。

 



中4病棟(49床:内保護室1床)

病棟の特徴

病床数49床(保護室1床含む)の女性閉鎖病棟です(※令和3年11月18日より、一部男女混合閉鎖病棟として運用する事となりました。詳しくは病棟編成のお知らせをご確認ください)。

統合失調症、うつ病や双極性障害などの気分障害、アルツハイマー病をはじめとする認知症や身体合併症のある患者さまなど幅広く入院を受け入れています。
入院された患者さまが一日でも早く「地域の生活者として人生を取り戻す」ことを目標に、「患者さま本人が望む地域生活」をめざして日々の看護ケアにあたっています。

医師、看護師、薬剤師、精神科作業療法士、精神保健福祉士ら、多職種の専門性を活かしながら、社会復帰につながる生活指導を行っています。定期的に多職種カンファレンスを開催することで患者情報を共有しながら個々の課題を明確にして、退院支援計画につなげるようにしています。
また、必要時には地域の支援者にもカンファレンスに参加していただくなど、スムーズな社会復帰支援のための地域連携にも力を入れています。

閉鎖病棟ですが、患者さまが多くの時間を過ごされるホールや病室の窓からは箕面の山が一望でき、開放的な雰囲気です。季節行事にちなんだレクリエーションを取り入れたお誕生日会を毎月開催するなど、入院治療生活の中にも楽しさを感じていただけるよう、工夫しています。

スタッフ紹介

看護師13名(うち看護師長1名:精神科認定看護師、主査1名)、看護補助者5名、すべて女性スタッフです。心優しく活気あふれる若手のスタッフが多い病棟です。スタッフ一人ひとりがやりがいをもって、患者さまの回復を支援しています。未熟な部分も多いですが、精神科認定看護師である看護師長が中心となり日々のカンファレンスを活用して、看護の質の向上につなげられるよう努力しています。


南2病棟(60床 療養病棟)

病棟の特徴

認知症などの疾患を中心に、70歳以上を中心とした男女混合の一部開放の療養病棟です。入院中のADL低下を予防するため、患者様の特徴に応じた補助具を活用し、転倒転落の事故防止に努めています。

また、広いデイルームを活かしたティータイムや誕生会、個々の看護計画に沿ったSSTや作業療法内容に合わせて病院内開放や院外開放を活用し療養されています。お一人お一人に合わせた自律・自立支援を行っており、認知症の方々が穏やかに明日に向かって過ごすことができるシルバー病棟を目指しています。

スタッフ紹介

看護師長の下、選任リスクマネージャーを含む2人の主査を含む男性職員10名、女性職員14名が勤務しています。
ベテランが多く、患者様の気持ちや身の回りに細かい気遣いができ、患者様の声にじっくり耳を傾け傾聴できるスタッフがそろっています。

 

南3病棟(60床)

病棟の特徴

15:1看護配置で看護補助との夜勤2人体制でチームナーシング体制を運用する女性専用の閉鎖療養病棟ですが、病院内開放や院外開放の患者も療養されています。

退院先がなかなか確保できず、長期入院となった患者も多く在院日数も長い状況です。

緩やかな生活自立支援のためのSSTや作業療法への参加はもとより、転倒予防のための体操など生活機能訓練の強化に取り組み、自律・自立支援を促進しています。

グランドピアノを置くディルームを併設しており、患者様がピアノを弾いているのどかな時間が持てる病棟です。

スタッフ紹介

副看護部長が兼務する看護師長の下、主査1名・主任1名を配置しています。

病棟スタッフは全員女性で、経験豊富なスタッフに加え若いスタッフも増えており、いろいろな年代のスタッフがチームを組むことで、考えの多様性につながり患者様のケアに有効に働いています。

患者様の療養生活が豊かになり少しでも現実感を持っていただけるように、多種職で取り組み日々頑張っています。



南4病棟(60床)

病棟の特徴

看護師長の下、主査2名を配置している。
15:1看護配置で看護補助との夜勤2人体制でチームナーシング体制を運用する男子専用の療養閉鎖病棟であるが、病院内B開放や院外A開放の患者も多い。

南3病棟同様に退院先が確保できず長期に入院患者を抱えるため、精神症状や身体的症状が固定している患者も多く、在院日数の長期化が課題である。

寝たきりを予防するために、日中の座位保持訓練や材による食事介助などを工夫し、拘束患者0を目指している。

長期入院中の患者が多い閉鎖病棟であることから、QOL向上のための体育館を併設している。

南4病棟は、長期入院を要する精神疾患をお持ちの男性患者さんが入院されている病棟です。退院支援委員会を開いたり、SST(社会生活技能訓練)を行い退院に向け取り組んでいます。また、毎月誕生会を開催し生活にメリハリをつけるようレクリエーションもしています。

スタッフ紹介

精神科看護の知識と経験が豊富なスタッフを中心に、幅広い年齢層のスタッフが働いています。男女比は4対6で比較的男性スタッフの多い病棟です。病棟の雰囲気も和やかで働きやすい環境です。

南4階病棟の自慢は何と言っても、病棟に併設されている体育館です。体育祭や音楽祭などのイベントを楽しんだり、卓球などで体を動かしたり窓際で太陽の光を浴びて過ごす患者さんもおられます。病院が少し小高い丘の上に立っているため、体育館の窓からは四季を感じる風景を楽しむことができます。

音楽祭などのイベントや、卓球などで体を動かしたり窓際で太陽の光を浴びて過ごす患者さんもおられます。