当院に所属している臨床心理士が、患者さんの抱えている問題の解決や自分らしく人生を歩むお手伝いをするために、心理検査や心理療法（カウンセリング）を行っています。

心理検査について

一般的に「自分も他人も知っている自分」「自分は知らないが他人は知っている自分」「自分は知っているが他人は知らない自分」「自分も他人も知らない自分」がいると言われています。心の問題が生じてくる時には「自分も他人も知らない自分」の心の領域（無意識）が影響していると考えてみます。様々な心理検査を通して、現在の心の状態や性格傾向、特徴、現在生じている困難がどのような無意識の影響によって起こっているのか、またその困難によってどのような状態が患者さんに起こっているのかを探索します。そして、検査から得られた内容を、患者さんの治療や生活の中で役立てていただけるように援助いたします。

心理療法（カウンセリング）について

誰にも話すことができない悩みや、解決するには困難を感じている心の問題について、臨床心理士と面接を重ねる中で、解決の糸口を見つけていきます。心理療法では患者さんの気持ちに寄り添いつつ、患者さん自身の持っている力を引き出し、自分が納得できる解決法を見つけることができるようになることを大切にしています。また、患者さんの状態に合わせて、言葉でのやり取りの他に、絵画やコラージュなどの表現を用いた関わりも行っています。

困っておられる問題や状態によって、患者さんに適した心理検査、心理療法を組み合わせて実施しますので、個々人によって内容は異なります。

こんな時にご相談ください

• 学校、職場、家庭などでの人間関係に悩んでいる。
• 長く気分が落ち込んで、元気が出ない。
• 突然イライラしたり、悲しくなったりして、情緒不安定
• 集団になじみにくい、不登校、職場不適応
• 人の視線が気になる。
• 鍵や火の始末をしたか不安で、何度も確認してしまう。
• 食べられない・食べ過ぎてしまう等、食べることの悩み。
• 体に異常はないと医者に言われたが、やっぱり調子が悪い。
• 人生の意味を感じることができなくてしんどい。
• その他