2015年12月22日

過日、当院2階デイルームにて将棋大会とマージャン大会が行われました。午前中は将棋大会、午後はマージャン大会と続けて開催され、両方にエントリーする参加者も数多くみられました。
将棋大会には12名の方がエントリー。名人の座をかけてトーナメントでぶつかりあいました。
今回で第5回を迎えるこの大会、静けさの中にも白熱した対局が続き、決勝戦は昼食をはさんで午後からとなりました（予定外！）。

そして迎えた決勝！対戦は図らずも第3回の名人と第４回の名人の戦いとなりました。過去にこの大会を2回制した方はおらず、その栄誉もかけた戦いでした。デイルームには駒を打つ音だけが響き、それまでに敗れた参加者たちも対局の様子を固唾をのんで見守ります。

麻雀大会決戦場面！

そして優勝したのは第3回の名人！優勝の楯（1年間詰所カウンターに飾られます）と扇子が贈られました。ともに相手の打ち筋を熟知しており、対局中に「○○さんとやったら、いつもこの形になるなあ」「ほんまや、前もこうやったなあ」と互いに話していたのが印象的でした。

将棋大会優勝者

そして、午後からは第7回を迎えるマージャン大会が行われました。こちらも同じく参加者は12名。抽選で卓を決め、半荘1回の得点勝負で雀王を決める戦いが始まりました。

麻雀大会決戦場面！

こちらは将棋大会とは違って、和気あいあいとした雰囲気の中ゲームは進行。「ポン！」「ロン！」と元気な声がデイルームに響き渡っていました。優勝した○○さんはマージャン大会には常に参加されている常連さんで「うれしいです」と照れくさそうに素直な感想を述べられていました。

マージャン大会優勝者には、将棋大会同様の扇子と、優勝トロフィー（こちらも詰所カウンターに1年間飾られます）が贈られました。

麻雀大会優勝者

両大会を通して感じたのは、参加者の方々が場をわきまえ、ある時は真剣な表情で、またある時はとても楽しそうに勝負をしている事でした。日頃受身である事が多い患者様ですが、今大会では、能動的に自分で考え、行動している場面が多く、お互いに譲り合ったり、褒め合ったりするシーンも見られました。表彰式でも敗れた参加者たちが優勝者、入賞者を拍手で祝福する姿はとてもすがすがしく映りました。